【百家争論】嶋ちゃんのワンポイントアドバイス・・・NO.6

【百家争論】嶋ちゃんのワンポイントアドバイス・・・NO6

 もう、1月も終わりですね。
 ところで、皆様方、売上・組数の状況は、いかがですか。もちろん、この1月期です。先月、12月は各店舗さまも、ホッとしたのではないでしょうか。しかし、この1月、どうも昨年のよろしくない月を思い出させます。

 そんな中、旅館業法の改正案が業界を駆け抜けております。一部、情報によれば、改正の中に、「対面フロントの廃止」というのも含まれる、予定とか。この背景は、「民泊」対応ということでしょう。それとも、ベランダの店主がいうような、AIの人型ロボット(「変なホテル」のような)ということになりますかね。
 あれほど、行政(警察)はうるさかったのに、どういうことですかね。そうであるなら、4号を外して、新法ホテルとなり、フロントを無人にし、野立て・誘導看板を設立することも可能ですね。もちろん、ルーム内のデザインについては、風営法に触れることのないような工夫が必要でしょうが・・・。
 ところで、フロントを無人にすることによって、その人件費は、月約60万円、年720万円ほど削減できることになります。これは、対アルバイト、パートさんにとっては、大いなる有効活用ということにもなるでしょう。

 さらに先日の報道によれば、残業時間の規制が発生するようです。これは、<長時間労働の是正に向けて導入を目指す時間外労働の上限について>というもので、月間平均60時間、年間最大720時間というもので、調整に入ったとか。これらの改正は、3月に入ってからのようです。注目しておく必要はありますね。

 そこで、私が運営受託しているホテルさんを調べてみたのですが、パートさんの3割以上は60時間を超え、支配人クラスは80~100時間超えがざらでした。
 この長時間問題は、あの電通の新人女性社員の自殺問題から、始まったようですが、アルバイト・パートさんの中には、この長時間労働規制に必ずしも、賛成ではないですね。なぜなら、残業代は収入となり、生活費になっているからです。同一労働同一賃金問題もありましたが、同一労働といいながら、朝からお菓子を口に入れているパートをみると、最賃さえ削りたくなります。それにしても、最近のアルバイト・パートさんの質が落ちたと感じるのは、私だけですかね。お菓子の噛み砕く音を聴きながら、その教養・常識に唖然とします。
 ますますの人手不足、清掃担当不足で、売る部屋がないのだけは、勘弁して欲しいものです。ですが、業界の労働環境が大きく変わりつつあるのが、2017年かも知れません。大いに心して対応する必要がある年ともいえそうです。今年もよろしくお願いします。

PROFILE

㈱トラスター 代表取締役 嶋野宏見
(しまの・ひろみ)
関東を中心に30店舗を運営受託。コンサルティングにも対応。ホテル歴25年以上のキャリアを活かした運営手法で顧客満足と利益確保を両立。