【百家争論】嶋ちゃんのワンポイントアドバイス・・・NO.4

8月の集客・売上げ動向

  8月もまだ半ば、8月の集客・売上を総括するには、いささか早すぎますが、皆さん方のホテル、7月末から8月上旬はいかがでしたか。どうも、今年の8月は、「山の日」なるものが現れて、通常の“お盆”の時期が一週間早まった感がありますね。今日、17日。まだ“お盆休暇中”のサラリーマンも少なくないようですが・・・。

 昨今の宿泊業界全般をみますと、例の「訪日外客」の急増ということでしょうか、利用料金がやたらと高騰しておりますね。一時期、代表的なビジネスホテル「A」がシングル・3万円とかで話題になりましたが・・・。同社の場合、その日の料金設定は、支配人に任せ、支配人は、周辺競合施設の料金を調べ、自在に設定しているようです。これも、Net社会・スマホ社会ということですかね。対して、わが「レジャー・ラブホテル」業界はいかがでしょうか。ホテル名に負けないほどの大きな文字で、低価格の数字が表示されています。何か、業界人としては恥ずかしくもなりますね。安売り合戦の時代は疾うに終わっていますよ――汚い・臭い部屋が安いのは、わかりますが。

 ビジネス・シティホテル、温泉旅館等々の値上げしているホテル等は、単に値上げをしているわけではなく、その利用料金に見合った内容にグレードアップしているところが少なくないようです。もちろん、「レジャー・ラブホテル」とて、内容の伴った値上げは大賛成です。むしろ、業界全体がグレードアップし、料金を上げるべきと考えます。現状の“安売り合戦”は、自分で自分の首を絞めていませんか。何のためのビジネスですか。現場の従業員等もますますやる気をなくすことになるでしょう。我が業界は、安かろう悪かろうの考えが抜け切れていないように思います。このままの形では、客単価は下がりサービスは出来なくなり、ますます、他の宿泊施設に差をつけられることになるでしょう。

 社会も変化しています。言うまでもなく、今日では、スマホ・パソコン・ネット等は当たり前に、生活の一部になっています。良い情報も、悪い情報も直ぐに流れます。大いに注意すべきでしょうね。

PROFILE

㈱トラスター 代表取締役 嶋野宏見
(しまの・ひろみ)
関東を中心に30店舗を運営受託。コンサルティングにも対応。ホテル歴25年以上のキャリアを活かした運営手法で顧客満足と利益確保を両立。