【百家争論】嶋ちゃんのワンポイントアドバイス・・・vol.15[変化と価値観]

 いゃー、正に“異常気象”ですね。何せ、日常の挨拶が、「今日も暑いですね」から始まるわけですから、この季節感というものが、ほぼ崩壊しているともいえるように思います。さらにいえば、先日の台風。なんと逆流ですよ。通常ならば、沖縄あるいは九州方面から関東に上ってくるわけですが、関東から南下ですからね。気候も異常なわけです。こうなると、この冬は異常に寒いのか、温暖化で暖かいのか、ますます読みづらい状況ともいえますね。まぁ、四季があり、寒暖の差が明確になった方が、日本文化ともいえそうですが、いかがなものですかね。

 7月末刊行の『LH-NEXT』誌vol.37号でも触れましたが、今回は「変化と価値観」について、触れたいと思います。

 レジャー・ラブホテルにとって、「変化と価値観」は、大いに必要な部分といえます。変化をもたらす部分については、日本の「四季」を利用するのが、もっとも価値観を共有するものといえるでしょう。季節毎に客室内をその季節を先取りした雰囲気に変える。さり気なく。高価なものに変更するのではなく、雰囲気・さり気なさが必要です。

 この「変化」についてですが、変化も価値観も支配人の考えになっていないか、ということです。例えば「貸出しシャンプーなどを従来のものから夏バージョンに変えた」、それは悪くはありません。むしろ、変えるのは当然なことです。しかし、オーナー氏と話していたら「嶋野がいつもうるさく言うものだから、シャンプーを他の物に変えた」といわれました。私は、そうではなくてオーナー氏の“満足観”ではなく、お客様目線の変化について言っていたつもりだったのですが・・・。シャンプー類や入浴剤バイキングなどを変えるのは良いことですが、いつも同じ陳列棚に、いつも同じ雰囲気ではなくて、そのあたりの変化を季節ごとに変える、ということなのです。いうなれば、お客様目線で、そのホテルの雰囲気が、どう変わったのか。その変化を大切にしたいと思うわけです。見慣れた雰囲気をどう変えるか、どう新鮮味をだすか、それは、価値観においても同様です。

 どのような職種であれ、変化もなく、価値観も同様であれば、あとは価格だけの問題、ということになります。
 付加価値を、どう付けるか。それはレジャー・ラブホテル業界にとっては、より大切なことといえるでしょう。
 暑い夏、お大事に。

PROFILE

㈱トラスター
代表取締役
嶋野宏見
(しまの・ひろみ)
関東を中心に30店舗を運営受託。
コンサルティングにも対応。ホテル歴25年以上のキャリアを活かした運営手法で顧客満足と利益確保を両立。